2020年1月18日土曜日

動画「とんだ災難カフカの日々」



20180628


 今年の7月24日で三回忌になります。今だに私の中ではくすぶり続けている島州一があります。色々なくすぶりの原因があります。

 くすぶりの一つ、最後まで制作し続けた「とんだ災難カフカの日々」を動画にすることでした。 2017年12月23日~2018年7月23日までの7ヶ月にわたる203点で構成された ダイアリーを一つにまとめて見ることでした。

 動画としては、ちょっと長い5:31のmovieです。





2018年7月24日、島 州一は急性骨髄性白血病の為亡くなりました。

 このmovieは、2017年12月23日~2018年7月23日までの「とんだ災難カフカの日々」と題した島 州一のフェイスダイアリーです。 (ダイアリーの日付は日めくりを剥がした前日のそれです、つまり7月22日のダイアリーは7月23日に描いたということです)

 島 州一の一日は壁にかけられた日めくりの昨日分をはがすことから始まります。はがされた日めくりの文字を利用して顔を描き出していきます。次にA4の上質紙に顔の日めくりを貼り、昨日今日あったこと、感じた事柄をボールペン一本で自由に描き出していったものが、フェイスダイアリー「とんだ災難カフカの日々」です。

 2017年8月に、骨髄異形成症候群という病気宣告を受けました。2017年11月頃には、病気による骨髄(腰椎部分)の痛みにより、歩行に支障をきたすようになり、その頃から肉体的に20年歳をとったと言っておりました。腰が曲がり、杖なくしては歩けなくなりました。病院に出かける以外は外に出ることもなくなりました。自宅の庭も自由に歩けない状態でした。2017年10月頃までは、朝5~6キロの坂道の散歩をこなしていたとは、、、。そんな状態をとんだ災難と。

 カフカの日々とは、カフカの小説「変身」にある、ある日目が覚めて会社に行こうとしたら、大きな虫になって部屋から出られない男を自分になぞらえています。



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